リプレイログ君は何を祈り、そして僕達は何を願うのか？

2018.07.29

◇シナリオ元：D猫さま
ＫＰ：めりたん
ＰＬ：
桐生　翔子 (シャンネコさん)
慎蒼生（なんりんさん）

KP：物語は探索者たちがまだ小さな子どもの頃から始まります。
KP：探索者が１０歳、小学４年生に上がったばかりのこと。
KP：桐生翔子と慎蒼生は同じクラスの友達です。
KP：友だちというか、幼馴染、もしかすると家も近いのかもしれない。
KP：ちょっと気が弱くて優しい蒼生と気が強くて快活な翔子
KP：でこぼこだけどそれがどうしてか仲良しで、今日も昼休みは廊下でおしゃべりしています。
KP：どんなお話しをしているのでしょうか？
桐生　翔子：「あお、宿題やってきた？」
KP：午後の授業は、算数だ！
慎蒼生：「翔ちゃん、もちろん…」
慎蒼生：なんで聞かれたんだろうと訝しんでますね
慎蒼生：もしかしてやってないんじゃないか…とか
慎蒼生：「やってきてるよ、ね…？」
桐生　翔子：「ん？やってたら聞かないだろ？みせて？」
KP：かわいい
慎蒼生：「えー、見せたら写すでしょ？ばれるってー。今からならなんとかなるから一緒にやろ？！」
桐生　翔子：「えええーーー！むうううう・・・わかった」
KP：そんな問答をしていると…
KP：廊下の先から、「邪魔なんだよ！くそ！」といった怒鳴り声が聞こえます。
KP：見ると、女の子が上級生に絡まれ、尻もちをついた状態で怯えています。
KP：近くには彼女のものらしい車椅子が倒れています。
KP：彼女は鳥待志保といい、探索者たちの同級生です。
鳥待志保：「あ、あう…すみません…」
慎蒼生：かわいい
KP：車椅子に乗った彼女は上級生にぶつかってしまい、それで怒りを買ってしまったのでした。
KP：探索者たちには彼女が今年から同じクラスになった鳥待志保で、足が不自由だという事を知っています。
KP：上級生が去った後、彼女は必死に車椅子を起こそうとしています。
慎蒼生：「あ、志保ちゃんが…」助けおこしに行こうと近づく
桐生　翔子：「なんだあいつら！」怒りながら近づいていく。
慎蒼生：近づいたら、車椅子を起こすよー「怪我とかしてない？」
桐生　翔子：ぷんぷんしながら手伝うね
鳥待志保：「ひゃ、わ、慎くん…と、桐生さん」
鳥待志保：「大丈夫だよ、よくあることだから…」
桐生　翔子：「よくあるだって！？なんだよ、それ・・・文句言いに行こうぜ」
慎蒼生：「えー、ひどいなー」座らせるのも手伝ったらいいかな、翔子ちゃんがやらないか遠慮はしながら様子見る
鳥待志保：「えっええっ本当に大丈夫だよ！」
鳥待志保：「助けてくれてありがとう」
鳥待志保：車椅子に座るね
桐生　翔子：「むう、何かあったら言えよ？」
鳥待志保：「うん、ありがとうね、こうしてお話できてうれしい」
慎蒼生：「お昼休みは普段何してるの？」
鳥待志保：「えっと、お外見ながら本読んだり…お散歩したり…かな？」
鳥待志保：「ふたりはいつも一緒だよね？」
慎蒼生：「じゃあ、お散歩するときとか一緒にいこうよ。何人かでいると嫌なことされにくくなるよ」
鳥待志保：「え、えっと、それは嬉しいけど…2人は、大丈夫？」
慎蒼生：「とくにさ、翔ちゃんと一緒だと、上の子たちもあんまり何も言ってこないよ」
桐生　翔子：「いつもじゃないぞ、俺は外でサッカーとかしてる方がおおいし、散歩くらいなら付き合うけどな、さっきの見たいのおっぱらってやるよ」
桐生　翔子：にっかり
鳥待志保：「そうなの？頼りになるんだね」
鳥待志保：「じゃあそのときはよろしくお願いします！」
桐生　翔子：「おう」
慎蒼生：「ぼくは本読んでる事が多いもんね。ぼくだとあまりだけど、何かあったら手伝えるかも」
鳥待志保：「そうなんだ、慎くんは物知りそうだなあって思ってたんだ」
鳥待志保：「好きな本があったら教えてほしいな」
慎蒼生：「そ、そう…そうでもないよ…」まんざらでもない
慎蒼生：「うん。一緒によもう！」
KP：そうして3人は、それから同じ時間を一緒に過ごすことが多くなり、次第に仲良くなっていきます。
KP：学校のまわりをお散歩したり、一緒に本を読んだり
KP：サッカーしているのを観戦したり
KP：一緒に帰って駄菓子屋に寄り道したり…

KP：小学６年生の夏。
KP：あれ以来、志保と親しくなった探索者たちは、ある日志保の家にお呼ばれします。
鳥待志保：「蒼生くん、翔子ちゃん、おはよう～！」
慎蒼生：「志保ちゃん、おはよう」
志保のおばあちゃん：「やぁや、元気なのが2人来たね」
桐生　翔子：「お、おはようございます」
志保のおばあちゃん：「今日は大きなスイカがあるからね、あとでもっていってあげようか」
慎蒼生：「おはようございます。お邪魔します。あ、ありがとうございます」
鳥待志保：「お庭にビニールプール作ってもらったの、遊ぼ～！」
桐生　翔子：「ぷーる！」喜ぶ
慎蒼生：「へー、いいなー」
鳥待志保：「蒼生くんも遊ぼう！」
KP：志保は縁側に腰かけて、水をばしゃばしゃしながら水ピストルを渡します
慎蒼生：「あ、うん、そうだね…」ちょっと及び腰だけど遊び始めます
桐生　翔子：既にパシャパシャしてるね。
KP：ぱしゃぱしゃ
志保のおばあちゃん：「元気だねぇ、スイカ切ったからこっちきて食べなさい」
鳥待志保：「あ、はーい！」
慎蒼生：「はーい。ありがとうございます！」
桐生　翔子：「やった！」
鳥待志保：「蒼生くんは夏でもお肌まっしろだね」
鳥待志保：「日焼け止めとかつけてるの？」
慎蒼生：「暑いし…、あまり外に出ないからなぁ…」
慎蒼生：自分の肌を見ながら
鳥待志保：「あ、そっかぁ…」
慎蒼生：「志保ちゃんだって…」
桐生　翔子：「健康の為には太陽を浴びて小麦色になったほーがいいんだぞー」
鳥待志保：「わたしは結構、外出歩くんだよ？車椅子だからって引きこもると余計にね…」
鳥待志保：「翔子ちゃんは元気！って感じ」
慎蒼生：「そっかぁ。すごいなぁ」＞志保
桐生　翔子：「元気が一番だろ、元気な志保はいい子！あおは、悪い子ーふんふん♪」
慎蒼生：「翔ちゃんは、まあ、えーー悪いのー？！」
志保のおばあちゃん：「ふふ、元気だねぇ」
桐生　翔子：すいかたべてるね。しゃりしゃり
慎蒼生：「ひどいなぁ」笑いながら
鳥待志保：もぐもぐー！
慎蒼生：しゃくしゃく
志保のおばあちゃん：「そうだ、こういう話は知っているかい」
KP：と、この村に祀られる「無夜様」についての話を聞きます。
KP：それはこの村の子供なら何度も聞いてきた話でした。

KP：村の神社の奥には、誰にも入ることが許されない聖域、「精霊の森」があり、
KP：樹齢数百年を超える木々によって闇に閉ざされたその先に、「無夜様」の御神体が祀られている。
KP：志保の祖母は言う。

志保のおばあちゃん：「無夜様はな、どんな願いでも叶えてくれる偉い神様じゃ。
志保のおばあちゃん：例えそれがどんなに正しい願いでも、どんなに悪い願いでも…。
志保のおばあちゃん：だがどんな善人でも、人間というのは心の奥に悪いものを持っているものなんだ。
志保のおばあちゃん：だから今は誰も、あそこに入ってはいけないということになっておるんじゃ」
鳥待志保：「暗い所にいて、無夜様は怖くないの？」
KP：志保がそんなことを聞いた。
KP：志保の祖母は笑いながら答えた。
志保のおばあちゃん：「それはな、無夜様は明るい所が苦手なんじゃよ」
鳥待志保：「無夜様、お肌白そう」
慎蒼生：何かを言うべきかどうか考えている「……」しゃくしゃく
桐生　翔子：「・・・くらいの平気でもさびしいじゃん・・・」
桐生　翔子：もう、食べ終わった。
慎蒼生：食べるの遅い
鳥待志保：話しきいてて食べてなかった
鳥待志保：「そうだねー遊びにいっちゃだめなのかなぁ」
慎蒼生：「志保ちゃん、森の奥は危ないよ…」
桐生　翔子：「お願いしなきゃいいんだろ？」
鳥待志保：「でも面白そうじゃない」
鳥待志保：「気をつければいいんだよ～」モグモーグ
慎蒼生：「うーん、そうかなぁ。翔ちゃんがいれば大丈夫かもしれないけど…」
桐生　翔子：「行っても、お願い事しなければ大丈夫だって、あお」あしぶらぶら
志保のおばあちゃん：「おやおや、そういう計画はおばあちゃんがいないところで話あうのじゃぞ」
志保のおばあちゃん：「だだもれで、あるからな？」
桐生　翔子：ひょえってなる
慎蒼生：「ですよねー。止めてくれるのかと思いました」
鳥待志保：「はーい」もぐもぐ
慎蒼生：(ちょっとおどけていいますけどね)
桐生　翔子：すっかり食べ終わったので暇をしている
慎蒼生：(おばあちゃんはまだいるのかな？)
志保のおばあちゃん：「じゃあ悪だくみを聞いちゃう前に退散するとするかね」
志保のおばあちゃん：「ごゆっくり」
慎蒼生：「ごちそうさまでしたー」
鳥待志保：「ごちそうさまでしたー」
鳥待志保：「翔子ちゃんいつも食べるの早いなぁ」
桐生　翔子：「えーだって、おいしいもんとっとと食べないと兄貴たちに食われる」
慎蒼生：「だよねぇ。がつがつたべて男の子みたいだよ」翔子ちゃんを見つつ
桐生　翔子：むうっとしてる。
鳥待志保：「男の子の兄弟がいるとそうなるのかな？今度は翔子ちゃんちに行ってみたいな！」
慎蒼生：(村の子たちは無夜様のことは６年でもみんな結構信じているのかな)
桐生　翔子：「ええ！いいけどー馬鹿兄貴たちがうっせーぞ、あー、なあ、俺それより肝試ししたい」
鳥待志保：「肝試し？」
慎蒼生：「翔ちゃんちか、兄ちゃんたち、なぁ…」
慎蒼生：「肝試しー？」ちょっと嫌そう
慎蒼生：「どこでやるのさー」
桐生　翔子：「そう、な、悪だくみだよ　おばあさんが言ってただろ・」
慎蒼生：「言われたからってわざわざやらなくても」苦笑
鳥待志保：「えっ無夜様の森で？」
桐生　翔子：「だってさ・・・（ちょっとふてくされたように）ぜったい一人じゃ寂しいだろ？ひとりなんだぞ？家に一人！絶対怖いだろ？それ、」
鳥待志保：「翔子ちゃん…優しいんだね」
慎蒼生：ごく小さい声で(「そうかなぁ…ぼくはそうでもないけど」)
桐生　翔子：「！！ちっがーう、ちがうだろ？見に行ってみるってはなしだろ？」むうってしてる
鳥待志保：「うんうん、そうだね～」
慎蒼生：「翔ちゃんちはいつも賑やかだからね…まあ、行くなら行く？でも志保ちゃんはむずかしくない？」
桐生　翔子：（馬鹿にされた！？）
慎蒼生：(してないよ？)
桐生　翔子：「おんぶしてやるから平気だろ！」
鳥待志保：「ええっ大丈夫かな？わたし重いよ？」
桐生　翔子：「なにいってんだ！俺、つよいんだぞ、それから、あおは荷物持ちな！」
慎蒼生：「わあ…すごいな、翔ちゃんは相変わらず…。わかったよ…」
鳥待志保：「じゃあ万全の準備をして…」
鳥待志保：「決行日をきめよう！」
桐生　翔子：「やった！」
慎蒼生：「うん…」
KP：では持ち物を決めましょうか
鳥待志保：懐中電灯とおかしくらいかなぁ（子供の脳内
桐生　翔子：虫よけと水筒？あと、ハンカチ（乙女要素）
慎蒼生：虫刺されのスプレーと、タオルとか…？使えるかわからないロープとか？バンドエイドとか？
鳥待志保：すごい考えてる！
KP：乙女？
慎蒼生：乙女？
慎蒼生：持っていってもいざというときに使いこなせないものが多し
KP：オッケー
慎蒼生：(うちはスマホなんて持たせてもらえないしとか思っている)
桐生　翔子：（乙女やで？？）
KP：小学生なのでスマホはね
桐生　翔子：お子様携帯とかなら持ってそう
慎蒼生：(乙女ではありましょう…)
KP：田舎なのでね…
桐生　翔子：あい
慎蒼生：(うちはお子様携帯もないな)

KP：では決行の日の夜になります…
慎蒼生：(しほちゃんちなら携帯くらいありそう)
KP：はい、まずは
KP：家を誰にも気づかれずに抜け出すことができるのでしょうか
KP：忍び歩きまたは隠れるを振ってみましょうか
慎蒼生：うちは共働きで親がいないことも多いかもなので、幸運かもともいましたが、どうでせう？
KP：おっいいですね
KP：では幸運でどうぞ
桐生　翔子：初期値だな
慎蒼生：はーい
桐生　翔子：しかも、家に絶対だれかいるな
慎蒼生：いそうだ…
初期値：1d100<=10 【忍び歩き】 → 39 → 失敗
慎蒼生：CCB<=65 【幸運】 → 4 → 決定的成功/スペシャル
桐生　翔子：(´・ω・`)
KP：ｗｗｗｗ
桐生　翔子：なん、だと？
慎蒼生：なにごと…ww
KP：ではなんだろう
KP：家には誰もいず難なく抜け出せます
KP：そして翔子ちゃんちに立ち寄ると
慎蒼生：とりあえず、おやつも多めにゲットしてきました
KP：運悪く家はまだまだ誰かが起きていて、明かりがついており
KP：とても抜け出せる雰囲気ではありません
KP：しかし、蒼生くんは翔子ちゃんちに何度も行っているので、秘密の抜け道を知っていました
KP：蒼生くんの助けを得て、翔子ちゃんは無事、家から脱出することができる、のでしょうか
慎蒼生：知ってそう！
KP：翔子ちゃんはDEX×5振ってください＾＾
初期値：1d100<=60 【 DEX*5 】 → 49 → 成功
KP：では家族の目を盗んで家の外に出ることができました
慎蒼生：はーい、つぎは志保ちゃんちかなー
KP：志保ちゃんは家を少し出たところで待っています
慎蒼生：「よく抜け出せたねー」
鳥待志保：「あ、2人ともこんばんはー」
鳥待志保：「うん、おばあちゃんがね、寝たふりだと思うんだけど…ね」
鳥待志保：「2人は大丈夫だった？」
慎蒼生：「志保ちゃんちのおばあちゃんって理解あるんだね…」
桐生　翔子：「華麗な忍術で脱出」
鳥待志保：「にんじゅつ？」
慎蒼生：「ぼくのうちは、今日も仕事だったから…」
桐生　翔子：「しのびあるき？」
慎蒼生：「じゃあ僕が、忍術の先生かな」
鳥待志保：「えっすごいねぇ、翔子ちゃん、忍べるんだね」
鳥待志保：「先生！すごーい！」
桐生　翔子：（あおが先生なのはなっとっくいかなっい）
慎蒼生：「ぼくが手伝ったからだけどね…」
慎蒼生：(たまには上を取れそうでちょっと慢心)
KP：他愛もないことを話しながら森まで歩いていきます。
KP：その「精霊の森」は村の神社の奥にありました
KP：田舎の夜なので、道の明かりはぽつぽつと…懐中電灯がなければわりと真っ暗闇です
KP：「精霊の森」の入口まで来ると、それは背の高い門で閉じられています。
鳥待志保：「ここにくるの、はじめてかも」
慎蒼生：「うん…あまり近付こうと思ったことなかった…」
桐生　翔子：「森に門があるなんて変な感じだな」
鳥待志保：「そうだね、でも入口って感じがする」
慎蒼生：森が塀とかで囲われているの？
KP：ううん、入口に門がついてるだけなので、横から入れる（）
桐生　翔子：！！
桐生　翔子：「まあ、別に横からはいれそうだし、いくか」
慎蒼生：なるほど。門は鉄製？木製？
鳥待志保：「わぁ、どきどきする」
KP：木製
KP：いちおうはいっちゃだめだよっていう意味の仕切りのようなものだ。
慎蒼生：あーい「いいのかなぁ」
KP：そんなものがなくても、村の人間なら入らない、そういうもの。
鳥待志保：「えっとじゃあここからかなぁ」おんぶ
桐生　翔子：「おう、（しゃがんで）どうぞ」ふりむく
鳥待志保：「えへへ、おねがいしまーす」
KP：SIZとSTR対抗しとくか
慎蒼生：「じゃあ、荷物は僕が持ってと…」
KP：志保のSIZは10です
KP：res(11-10)で翔子ちゃんは振ってどうぞ
桐生　翔子：へいー
慎蒼生：おしい…
初期値：res(11-10) STR → 65 → 失敗
桐生　翔子：みゅうう
桐生　翔子：「ぐっ・・・・」
KP：みゅう
鳥待志保：ずし
桐生　翔子：（思ったより重い・・・）
鳥待志保：「……重いよね？やっぱり」
慎蒼生：「やっぱり、僕が背負ってみようか…？」
鳥待志保：「んーお願いします？」
慎蒼生：とりあえず、一旦は引き受けましょう
KP：res(12-10)でどうぞ
慎蒼生：res(12-10) STR SIZ → 56 → 成功
KP：男の子！
桐生　翔子：（！！まけた　くやしい）(´・ω・`)
慎蒼生：「よし、なんとか…」
慎蒼生：でも、長くはもたない
鳥待志保：「わ、わー」
鳥待志保：「蒼生くんすごいねぇ」
慎蒼生：(勝った、とはPCは思っていない。そんな余裕はない)
慎蒼生：「お、男だし、…ね…」
桐生　翔子：「むう、じゃあ荷物もってやる」
慎蒼生：「……たの、むね…」
鳥待志保：「翔子ちゃんもありがとう、じゃあわたしは懐中電灯を持つね」
慎蒼生：「じゃあ…いこうか…」進むー
鳥待志保：ぺかーと森の奥を照らす
KP：3人は精霊の森をゆっくりと進んで行く
KP：シークレットダイス
KP：シークレットダイス
KP：シークレットダイス
KP：森の中は一層暗く、懐中電灯のあかりだけが頼りだ
KP：月は出ているはずなのに、その灯りも森の中には届かない
KP：ある程度舗装された道からしばらくして、でこぼこした道になり…
KP：岩肌が見え、苔が生え、うっそうとした木々が生える
KP：虫の鳴き声がやけに煩い
KP：しばらく歩くと、やがて舗装された道に戻り…
KP：3人は、気づくと入口に戻って来ていた
KP：森の入口の木製の門が見える
鳥待志保：「…？？？」
慎蒼生：「また門…？」勘弁してって顔
桐生　翔子：「さっきのと同じか？」
桐生　翔子：目星いる？
KP：じゃあ目星ってみましょう
慎蒼生：はーい
慎蒼生：CCB<=80 【目星】 → 76 → 成功
取得：CCB<=75 目星 → 32 → 成功
KP：素晴らしい
KP：ではこの門はあなたがたが横から抜けてきた門だと気づくでしょう
KP：奥には神社が見える
KP：精霊の森の入口に戻ってきてしまったのだ
桐生　翔子：「戻ってる？あれ？向こうの神社の方にあるいていってたよな」
慎蒼生：「え…」膝をつく(車椅子もそのあたりにあるかな)
KP：門の外に車椅子があるのが見えます
鳥待志保：「え、あれ…あっちにいったのに帰ってきちゃった？」
鳥待志保：「もしかして、お願いがないと会えないとか…？」
慎蒼生：「迷った…？」まずは、頑張って、車椅子のところまで志保ちゃんを運ぼう
鳥待志保：運んでもらって座る
鳥待志保：「蒼生くん、ありがとう」
桐生　翔子：「お願い・・・神様にするお願いなんてないなあ」
慎蒼生：「だいじょうぶ…でも、どういうことー？」疲れたーって顔
鳥待志保：「うーん…でもちょっとドキドキしたよね、こんなこともあるんだぁ」
慎蒼生：「そうだよ。何もなくてよかったのかも…」
桐生　翔子：「むう、肝試しっ終わりて感じか？神様も別に寂しくないみたいだしな」
慎蒼生：「そうだよー。帰ろう？」
鳥待志保：「どうかな？今日は蒼生くんも頑張ってくれたし、かえろっかー」
鳥待志保：「また情報収集をしてチャレンジしてみてもいいよね」
桐生　翔子：「じゃあ帰ろう・・・ええ、もういいよ、（秋田）」
鳥待志保：「えっそうー？」
KP：秋田
桐生　翔子：「だって、会いたくないじゃないかー（ぷう）」
桐生　翔子：県
鳥待志保：「会いたくないの？」
慎蒼生：「翔ちゃん、あきっぽいなぁ…」
桐生　翔子：「会いたくないなら会いたくないもーん」
慎蒼生：志保ちゃんの車椅子を押しながら帰りましょう
鳥待志保：「じゃあお菓子食べながら帰ろう～」
桐生　翔子：夜道ー夏の夜道
桐生　翔子：むしゃむしゃ
鳥待志保：もぐもぐ
慎蒼生：「へそ曲がりなんだからぁ」
KP：翔子ちゃんはお待たせしました　幸運どうぞ
桐生　翔子：「ちがうぞ、すなおだからなんだぞ」
桐生　翔子：にゃ
取得：CCB<=60 幸運 → 36 → 成功
KP：では家族に気づかれずに帰ることができました！
桐生　翔子：ラッキー♪
慎蒼生：「そっかな…、じゃあね。おやすみ」
鳥待志保：「おやすみなさーいまた学校でね」
桐生　翔子：「ばいばいー」
KP：3人の秘密の肝試しは、そうして終わったのでした。
桐生　翔子：夏はやっぱり肝試し！

KP：中学３年。
KP：季節は夏の終わり。
KP：来年は高校に進学することになる探索者たちですが、障害を持つ志保は村を離れ、探索者たちが行くのとは別の学校に進むことになっていました。
KP：そこで思い出作りをと、探索者たちと志保は村の祭りに一緒に出かけます。

KP：そんな祭りの夜。
KP：【祭囃子】

KP：上白沢神社には祭り囃子が鳴り響き、鳥居をくぐった先の境内には決して多くはないですが、いくらかの出店が並んでいます。
鳥待志保：「今日は晴れてよかったねえ、わぁ出店たくさんある！」
慎蒼生：「田舎の祭りにしてはがんばってるよね」
桐生　翔子：「そうだ・・・ね！」
店主：「よ！ねーちゃん金魚すくいどうだい？」客引きの声に誘われます。
慎蒼生：(みなさん、服装は？)
KP：浴衣です
KP：全員浴衣です
慎蒼生：おー
桐生　翔子：おお、（女物かしら、おさがりの男物かしら・・・？）
慎蒼生：(桐生家には女物も浴衣があるんじゃろうかと思ってしもうた)
KP：翔子ちゃんどっち？
KP：ダイスできめてもいいぞ
桐生　翔子：にょ
初期値：choice[男物,女物,甚平] → 女物
桐生　翔子：あや　かわいいのだわきっと
KP：きっとお母さんがおめかししてくれた
鳥待志保：「うーん、金魚すくいはできないから…あ、っあれあれやろうよみんな」
KP：指さす先には射的がありました
桐生　翔子：「おお！やろうぜ・・・やろうよ？」
慎蒼生：「あ、浴衣、かわいいね…」志保ちゃんにいおうとして、射的の方に行かれてしまうやつ
慎蒼生：「行こうか…」
KP：ｗｗｗ
桐生　翔子：「うん」
KP：商品がいろいろある的あてゲームです。
慎蒼生：(翔子ちゃんにはそもそもそういう事は言えないとみた)
慎蒼生：とても、苦手そうなゲームですね……(遠い目
桐生　翔子：「絶対あててやるぞ！やる・・・る　うーん　わ？」
慎蒼生：とりあえず見守っているー
KP：１等ゲーム機　２等旅行券　３等ゲームソフト　４等図書券　５等花火セット
KP：こんなかんじにしとこう
桐生　翔子：ひゅう
慎蒼生：(多分、DEXあたりで判定と見た)
KP：DEX×5.4.3.2.1って振ってもらって
KP：成功回数で拳銃に＋補正
KP：それに成功したら目当ての商品が当たります
KP：ではDEX×5からどうぞ
慎蒼生：CCB<=({DEX}*5) 【DEX】 → 53
初期値：1d100<=60 【 DEX*5 】 → 37 → 成功
鳥待志保：CCB<=(3*5) 【DEX】 → 3 → 決定的成功/スペシャル
KP：ではDEX×4
初期値：1d100<=48 【 DEX*4】 → 60 → 失敗
鳥待志保：CCB<=(3*4) 【DEX】 → 25 → 失敗
慎蒼生：CCB<=(6*4) 【DEX】→ 91 → 失敗
KP：続いてDEX×3
初期値：1d100<=36 【 DEX*3】 → 17 → 成功
鳥待志保：CCB<=(3*3) 【DEX】 → 69 → 失敗
慎蒼生：CCB<=(6*3) 【DEX】 → 19 → 失敗
KP：続いてDEX×2
初期値：1d100<=24 【 DEX*2】 → 53 → 失敗
桐生　翔子：きゅう
鳥待志保：CCB<=(3*2) 【DEX】 → 79 → 失敗
慎蒼生：CCB<=(6*2) 【DEX】 → 28 → 失敗
KP：最後！DEX×1
鳥待志保：CCB<=(3*1) 【DEX】 → 15 → 失敗
慎蒼生：CCB<=(6*1) 【DEX】 → 81 → 失敗
KP：集計中
初期値：1d100<=12 【 DEX】 → 63 → 失敗
KP：志保＋20（クリ効果
KP：翔子＋10
KP：蒼生　補正無し
KP：では、これが本番
KP：翔子　拳銃30
KP：蒼生　拳銃20
KP：志保　拳銃40
KP：それぞれチャレンジどうぞー
初期値：1d100<=30 【拳銃】 → 100 → 失敗
鳥待志保：CCB<=40 【拳銃】とるぞー！ → 87 → 失敗
慎蒼生：1d100<=20 【拳銃】 → 2 → 成功
KP：ｗｗｗｗ
桐生　翔子：888
慎蒼生：えーw
KP：えー玉はコルクだったんですが
KP：翔子のは暴発します
KP：あれ、玉が出ないって覗いたらおでこにバチーン
KP：翔子は1d3ダメージどうぞ
桐生　翔子：1d3 → 2
桐生　翔子：みにゃあ
KP：バチーン！
桐生　翔子：「っったあああ」
鳥待志保：「あーはずれちゃったぁ…って翔子ちゃん」
慎蒼生：「わあ、翔ちゃん？！大丈夫？」
KP：蒼生くんは目当てのものがスマートに当たります、すごいぞ！
KP：なにがほしいですか～！
慎蒼生：すごい！？自分でびっくりしてる
桐生　翔子：どこにあたったのかしら
KP：おでこに
桐生　翔子：「むう、ちょっといたい」おでこなでなで
鳥待志保：「だいじょうぶ？ばんそこあるかなあ（ごそごそ」
慎蒼生：えーどうしよう
慎蒼生：図書券？
KP：図書券！
KP：図書券１万円分！
慎蒼生：すげえ？！
桐生　翔子：すげえ、ふとっぱら
店主：「お！うまいねぇ！はい図書券だよ」
慎蒼生：「ありがとうございます…」どきどき
鳥待志保：CCB<=60 【応急手当】ばんそこはる！ → 65 → 失敗
鳥待志保：はっごめん…
鳥待志保：でも貼った…
鳥待志保：「うーん赤くなってるね、どこかでちゃんと手当してもらう？」
慎蒼生：「どうかなぁ」見てみる
桐生　翔子：「大丈夫だよ、ひりひりするだけだし」
鳥待志保：「女の子の顔に傷が会っちゃいけないんだよ！」
桐生　翔子：「むう・・・でこだから髪でかくれるけども　もにょもにょ」
KP：特別にもう１人応急手当を受け付けよう
慎蒼生：「そうだね。救護があるんじゃないかな…？」
慎蒼生：応急手当ー
慎蒼生：医学しかない
KP：ふぁいとー
KP：医学でもいいぞ！
慎蒼生：いいのなら！
慎蒼生：CCB<=75 【医学】 → 52 → 成功
KP：えらいぞ！
KP：1d3回復どうぞ
KP：＞蒼生
慎蒼生：1d3 → 2
KP：回復！
慎蒼生：よかたー
慎蒼生：「これで、いいかな」ばんそうこう
KP：めちゃくちゃきくというばんそうこうです
慎蒼生：(いいのだろうか…高価な絆創膏かも)
KP：貼った途端傷口が癒されていく
慎蒼生：(アーティファクトかな？)
桐生　翔子：くすぐったがっている　ふにゃあ　目をあけてもいいか伺ってそっとあけていく　心なしか痛みがひいているきがする
鳥待志保：「すごい、お医者さんみたい」
慎蒼生：「家からもってきててよかった」
桐生　翔子：「んんーちっとわまし？」
慎蒼生：「そうかな…貼っただけだから」まんざらでもない
慎蒼生：「翔ちゃん、ましとか言うんだ～」仕方ないなぁという顔
鳥待志保：「でも大事じゃなくてよかったぁ～」
慎蒼生：「そうだね」
KP：２人は目星どうぞ
取得：CCB<=75 目星 → 44 → 成功
慎蒼生：CCB<=80 【目星】 → 62 → 成功
KP：では心なしか、志保の元気がないことに気づきます。
鳥待志保：「…さ、次なにしてあそぶ？」
慎蒼生：「ん、どうしたの？疲れた？」
鳥待志保：「…え？」
桐生　翔子：「んん大丈夫か？」
慎蒼生：「なんか、元気がないかなぁって…」
鳥待志保：「…」
鳥待志保：「…いや…やっぱり、たのしいなぁって」
鳥待志保：「いままでほんとうに、みんなといれて楽しかったなぁって…」
桐生　翔子：「・・・・・また、帰ってきたときに居っしょにいけばいいだろう？」
鳥待志保：「…うん、そうだね…でも、村を離れてみんなとはなればなれになるのが辛いんだ」
慎蒼生：「……そうだね。また、会えるよ」
鳥待志保：「さみしいよ」
桐生　翔子：「そんなこというなよ・・・また、会えるだろ？」
鳥待志保：「うん…ごめんね」
慎蒼生：「連絡とかも取れるし。メールもだすよ」
鳥待志保：「うん…わたしも、出すね」

KP：その後
KP：探索者たちが祭りを楽しみ、しばらく時間が　たった後

KP：…その後の記憶は曖昧だった。

KP：ただ、あなたたちはどこか暗い場所にいて、周りには仲間がいて、志保がいる。
KP：目の前には、石で出来た祭壇の上に黒く輝く多面体の結晶が祀られている。
KP：体は硬直し、声が出ない。

KP：そして、そこで”何か”を見た。

KP：強い、悪臭を感じた。

KP：わずかな光すら届かない闇の中から浮かび上がったのは、黒い３本の足と鉤爪のついた手のような器官を持つ巨大な人影。
KP：顔のあるべき場所には赤い血の色をした長い触手がうねり、その姿は不定形の、原初の宇宙の真闇から出て這い寄る混沌───

KP：探索者たちの意識は、深く、暗い闇の中へと飲み込まれていく……
KP：SANC(1D10/1D100)

慎蒼生：CCB<=65 【SANチェック】 → 78 → 失敗
取得：CCB<=60 SAN → 34 → 成功
慎蒼生：1d100 → 81

KP：２人は混沌の淵へと、意識を失っていきます。

KP：特殊ルール：狂気の傷痕
KP：ここで探索者はSANチェックの成否によらず、長期の一時的狂気の中からランダムで、失った正気度に応じた数の精神障害を永続的に負います。
KP：１０未満：長期の一時的狂気からランダムで１つ
KP：・正気度を全て失った：長期の一時的狂気からランダムで３つ
KP：重複した場合は振り直しです。
KP：翔子ちゃんは1d10どうぞ
KP：蒼生くんは3d10どうぞ
桐生　翔子：1d10 → 4
KP：4：奇妙な性的嗜好（露出狂、奇形愛好症など）
慎蒼生：3d10　→ 18[6,6,6] → 18
KP：6：制御不能のチック、震え、失語
KP：ほか２つ振り直し
慎蒼生：2d10 → 13[10,3] → 13
KP：3：幻覚
KP：10：強迫観念に取りつかれた行動
KP：この効果はセッション中に精神分析や病院での治療により正気度を回復しても継続します。
KP：これらの狂気は常時は働きませんが、恐怖症の対象に遭遇したり、夢や連想、フラッシュバック、SANチェックに失敗する等の極度の緊張状態に陥るとその都度再発します。
KP：精神分析で一時的に症状を抑えることは可能です）

KP：…ああ、これは夢だ。
KP：あなたたちは夢を見ている。

KP：貴方達は気がつくと神社にいて、志保もそこに一緒にいます。
KP：祭り囃子が聞こえ、人々が賑やかに行き交う。
KP：探索者の手をとり、早く行こうと志保がはしゃぐ…平和で、穏やかな時間が過ぎていく。
KP：射的に夢中になって、翔子ちゃんがコルクにぶちあたり、それを２人が心配そうに見ている。
KP：そんな様子を、どこかからふわふわと見ている…

KP：…そこで貴方達は目を覚ます。

KP：探索者たちは、白い病室のベッドの上で目を覚まします。
KP：２人は同じ部屋にいますが、志保の姿はありません。
KP：山奥のサナトリウム──あの日、探索者たちはこの療養施設に運ばれました。
KP：その後、ようやく僅かな正気を取り戻すまでに２年を要し、
KP：さらにそこから現在に至るまで３年の月日が流れ、探索者たちは２０歳になっていました。
KP：家族・友人は皆諦めてしまったのか、ここを訪ねてくる者は誰一人としてなく、
KP：探索者たちは精神に深い傷を負いながらも互いに支え合い、これまでを必死に生きてきました。
KP：志保の行方は、あれ以来分かっていません…。

KP：さて、ここで処理を挟みます。
KP：・失った正気度を1/4まで回復（正気度０の探索者は元の正気度の1/4まで回復します）
KP：・ただし「狂気の傷痕」の効果は消えません
KP：翔子は全快
KP：蒼生はSAN16まで回復します

KP：　
KP：サナトリウムでの日々
KP：朝食を食べたら屋外で軽いウォーキングなどの運動、その後回診が終われば昼食、午後からは勉強。夜は夕食の後、２１時には就寝。
KP：それが主な探索者たちの１日になっています。

KP：おはようございます。貴方達はあの日の、忘れがたいあの祭りの夢を見ました。
KP：今日も窓の外は青く、澄み渡っています。
看護師：「おはようございます、朝食ができていますよ」
慎蒼生：夢を見たなら、包帯とかそのへんに散らかしまくって、正気に戻ったらそれを慌てて片付けているのかも
桐生　翔子：外に出ていきぬきしたいなあ、と思っていおる。
慎蒼生：(さすがに同じ部屋とかに放り込まれていないよね…)
KP：同じ部屋ですよー
桐生　翔子：まじで
慎蒼生：まじか…
KP：じゃあ包帯が散らかし放題ですね
看護師：「あらあら、慌てなくて大丈夫ですよ」
桐生　翔子：（あさから、毎日大変だなーってあきれてみてるね）
慎蒼生：「ああ、すんません…」
看護師：「翔子さんは立てますか？ちゃんと歩いてダイニングまで行きましょうね」
桐生　翔子：「大丈夫ですよー」
KP：蒼生さんはお片付けをしてから朝食の席に着く
慎蒼生：「はぁ…」ため息つきながら着席
看護師：「昨日雨が降ったせいか、今日は瑞々しくて素敵ですから、食べたらお散歩行ってくるといいですよ」
桐生　翔子：「朝から陰気だね、アオは」
慎蒼生：「…いやさ、やりたくてやったわけでもないことで形付けなきゃいけないのとか、やだろ」
桐生　翔子：「もう、毎日の習慣じゃないか、顔でも洗うのと一緒だって」
慎蒼生：「翔ちゃんはそのかっこしてれば落ち着いてるんだからな…」
KP：朝食は和食、お米にお味噌汁、焼き鮭、お豆腐…
桐生　翔子：「はっはっこの病院には、私に合う服のかわいいのはないからね、・・・かわいいふく　はあ、はあ・・・おい！アオてめえ余計なこというな」
慎蒼生：「知らねぇよ…」
KP：そんなことを話しつつ、２人は朝食を終える
KP：毎日の日課である、軽い運動をかねたウォーキングへ２人は建物の外に出る。
KP：サナトリウムの白い建物の周囲は白く高い壁に囲われ、その上方からかすかに近辺の山々を見ることが出来ます。
KP：見覚えのある頂きの形から、探索者たちにはそれらの向こう側に自分たちが生まれ育った村があることが分かります。
桐生　翔子：「うわーーーサッカーでもやりてえな」
慎蒼生：「ここじゃ、サッカーは無理だもんな…」
慎蒼生：「今何年だっけか…ずーっとここにいるよなぁ…」
桐生　翔子：「数えたくもないねえ
桐生　翔子：いいかげん、どっかいきてえな」
慎蒼生：「うーん、でも、どっかいけんのかなー」天を仰ぐ
桐生　翔子：「私なんか、別にどこでも行けるきがするけど、アオはよわっちいから残ったほうがいいな」
慎蒼生：「そもそも、おれ、普通に暮らせる気がしねーよ」
慎蒼生：「翔ちゃんは、まあ、どうだろうな…」しげしげとみる
桐生　翔子：「別に普通に暮らせるだろ・・・服装気をつければいいだけなんだから・・・どうせ、似合わねえしいいんだよ」
慎蒼生：「そういうのは、まあ、おれ服装とかよくわかんねぇからあれだけどな…あんま、人前ではあはあ言ってると引かれっぞ…」
桐生　翔子：「しないから、平気なの！」
慎蒼生：「そっかー。なら、いいなー」伸びる
KP：空を飛ぶ鳥が、山の向こうに飛んでいく。
桐生　翔子：「まあな・・・」一緒に伸びる
KP：それを目で追っていると、やがて回診の時間となるだろう。
KP：２人は病室に戻ると、医院長の須藤が現れます。
須藤正則：「調子はどうだね？」
慎蒼生：「そんなに悪くはないです…」
桐生　翔子：「わるくないっすよ」
須藤正則：「うん、顔色はよさそうだ」
須藤正則：「なにかしたいことがあったら遠慮なく言ってほしい」
須藤正則：「退院したい、以外ならわりと叶えられるだろう」
桐生　翔子：「そうですねー街に買い物にでもいきたいかな　それくらいなら、どうです？」
慎蒼生：「ですよね…また、勉強の教材とか差し入れを頼んでもらっていいです…？」
須藤正則：「ああ、車で行って…看護師をつける、これでもよければ」
桐生　翔子：「いいですね！」
須藤正則：「それくらい容易いことだ、君たちは本来なら学校に通っていた時間を病院で過ごしているのだから」
須藤正則：「なにかほしいものがあるのかい？」
慎蒼生：「ありがとうございます」＞須藤センセ
桐生　翔子：「買い物にいけたら、自分でかいますよ、ありがとうございます」
KP：翔子ちゃんお金ないぞ…
桐生　翔子：「お小遣い下さい
KP：そうですね、所持品ですが、当時の祭りの持ち物と最低限の持ち物かな
桐生　翔子：（にっこり）」
須藤正則：「ふふ、希望金額を一応聞こうか」
桐生　翔子：指を５本たてる
慎蒼生：「500円…？」口挟む
桐生　翔子：だめ？って首をかしげる
桐生　翔子：脇腹をこつぐ
須藤正則：「5000円」
慎蒼生：「お菓子でも買いにいくの、ぐふっ」
桐生　翔子：「50000円？」にっこり
慎蒼生：「手が先に出るんだから…」ぶつぶる
慎蒼生：ぶつぶつ
須藤正則：「5000円なら、まぁいいでしょう」スルー
桐生　翔子：「まって！まって！１万円！」
須藤正則：「さあ検診するので座って」
桐生　翔子：くう
慎蒼生：座る−
桐生　翔子：すわるー
KP：その後は世間話、処方する薬の量の話程度の、いつもと変わらぬ話をすると、病室を出て行きます。
須藤正則：「娯楽は少ないと思うが、いまは回復に専念するように」
須藤正則：と言い残して。
慎蒼生：出ていったあとに「娯楽って言ってもなぁ、どんなのがあるかわかんねぇし…」
桐生　翔子：「・・・げーむ？」
慎蒼生：「なきゃないで、やりたくもならないんだなって思ったわ…」
慎蒼生：(むしろ、ゲームくらいないのだろうか…？)
KP：ゲームあってもいいですよぉ
桐生　翔子：「むむう・・・一緒に遊べるのお前くらいだしなあ・・・」
KP：まぁでも成人の男女的にサナトリウムの生活は
KP：退屈かもしれませんね
KP：やがて看護師さんに昼食ですよと呼ばれます
慎蒼生：勉強するのですよ…全てそれに昇華…(できるかな…)
慎蒼生：一緒に遊ぶ…あたりで、ちらりと見て、お昼に行こう
KP：そうしてあなたたちは、また１日を共に過ごすのでした。

KP：探索者たちは再び夢を見ています。

KP：あの祭りの日のあの神社。
KP：『精霊の森』の入り口で。
KP：志保はためらいながら、ずっと抱えていた考えを探索者たちに口にします。
鳥待志保：「無夜様に、お願いがしたい。ずっと一緒でいられるように」
KP：というものでした。
KP：彼女はそれを言ってしまった事を後悔するように、皆の顔色を伺いながら
鳥待志保：「…や、やっぱり今のなし、ごめんね」
KP：と訂正します。
桐生　翔子：「・・・・・・」
慎蒼生：「いいよ、志保ちゃんがそうしたいなら、そうしようか？」
慎蒼生：「僕だって、一緒にいたいし…」
桐生　翔子：「・・・お願いしなくても、お願いしなくても、俺たちが望めば、ずっと望んでれば叶うよ」
慎蒼生：「そうだけど…」翔子ちゃんを見ます
桐生　翔子：「だって、ずっと一緒にいたいんだろ？」
鳥待志保：「…うん」
桐生　翔子：「だったら、大丈夫　なあ、そう思うだろアオも」
慎蒼生：「翔ちゃん、そうだけど…」近寄って小声で「志保ちゃん心細いんだよ？」と耳打ち
桐生　翔子：「むう・・・だって・・・でも」
慎蒼生：言外に、安心させてあげようよ的な雰囲気を漂わせる
桐生　翔子：「別に、いいけどさ」ちょっとふてくされ
桐生　翔子：「それって、いい願い事なのかな・・・悪い願い事？」
慎蒼生：「友達が一緒にいるって…いい願い事じゃないの…？」
鳥待志保：「翔子ちゃんの気持ち、蒼生くんの気持ち、わかったよ」
鳥待志保：「ありがとう、わたし不安だったんだ」
鳥待志保：「わたしのために考えてくれてありがとう」
KP：そんな笑顔が、やがて霞んでいく
KP：あなたたちは、その光景をぼんやりと、ふわふわと、眺めていた。

KP：これは夢なのだ。

KP：それからまた、２年後。
KP：探索者たちは２２歳になっています。

KP：・失った正気度を1/2まで回復（正気度０の探索者は元の正気度の1/2まで回復します）
KP：・ただし「狂気の傷痕」の効果は消えません
KP：蒼生はSAN32

KP：この日、探索者たちは医院長室に呼ばれていました。
KP：医院長室のソファーに座る探索者たちに、医院長の須藤がゆっくりと優しく語りかけます。
須藤正則：「君たちには来月、退院してもらおうと思っている。今まで、本当によくがんばったね」
桐生　翔子：「！！」
桐生　翔子：（随分きゅうじゃないか）
KP：２年たってるんですよ
KP：そして彼は探索者たちがこの後それぞれの職に就き、そして自分たちの人生を歩んでいくであろうことを祝福します。
KP：が、それを話し終えた彼の顔は何かを思い詰めたようなものになっていました。
慎蒼生：そろそろいいだいぶいいね、とか言われつづけていたのかも
KP：そして彼は
須藤正則：「その前に君たちに話しておかなければならないことがあるんだ」
KP：ということを伝えます。
KP：彼はテーブルの上に１冊のファイルを取り出し、探索者に見るよう促します。
慎蒼生：「はい…なんでしょう…」
桐生　翔子：「・・・」
慎蒼生：見ましょう
KP：そこには新聞の切り抜きが閉じられていました。
KP：その日付は７年前、あの祭りの日のものでした。

KP：○月○日　号外
KP：『上白沢村に、巨大隕石が落下』
KP：本日正午、G県上白沢村に巨大な隕石が落下した。
KP：現在懸命な捜索活動が行われているが、落下地点から半径15km圏内は
KP：壊滅的な被害を受けており、住人の生存は絶望的とみられる。

KP：○月○日
KP：『生存者を発見』
KP：昨日、上白沢村での隕石落下事故に関し、生存者が発見された。
KP：生存者の名前は　慎蒼生、桐生翔子。
KP：生存者は現在病院に運ばれ治療を受けているが、いずれも軽症であり命に別状はないとのこと。

KP：以降にはさらに、死亡が確認された者の名前が一覧で記されています。

KP：記事を見た探索者は、目星ロールどうぞ。
慎蒼生：CCB<=80 【目星】 → 32 → 成功
取得：CCB<=75 目星 → 60 → 成功

KP：ではその中に、自分の家族、そして志保の名を見つけることが出来ます。

KP：生まれた村の喪失。
KP：家族、そして大切な友人の死に大きなショックを受け、SANC(1/1d6)
慎蒼生：CCB<=32 【SANチェック】 → 41 → 失敗
慎蒼生：1d6　→ 5
取得：CCB<=60 SAN → 20 → 成功
桐生　翔子：・・・(´・ω・`)
KP：「狂気の傷痕」の効果が発現します。
KP：あの日のありとあらゆるものがフラッシュバックするでしょう。
慎蒼生：祭りのときの幻覚が見えて、口がきけなくなり、包帯とかなんやら探して、隣りの翔子ちゃんを治療しようとする
慎蒼生：あうあう言いながら
慎蒼生：(止めないと大惨事)
桐生　翔子：「ああ、服・・・あの日買ってもらって・・・はしゃいで（息があがってくる）・・・浮かれてて・・・（ぜーぜーして過呼吸ぎみ）　なんで、なんであんなことに？なんでなんで、嫌だ嫌だ嫌だ」ぜーはー
慎蒼生：翔子ちゃんの頭に包帯をまこうとする
慎蒼生：(邪魔くさいから突き飛ばされたりしそう)
須藤正則：CCB<=80 【精神分析】がんばるぞい　→ 41 → 成功
桐生　翔子：まず、けるな
須藤正則：CCB<=80 【精神分析】がんばるぞいその２ → 12 → スペシャル
慎蒼生：けられる
須藤正則：「落ち着きなさい、これがもう…すぎたことだ」
KP：あなたたちは治療を受けるでしょう
KP：もう７年も前のことだと。
桐生　翔子：せんせいすごいわ
慎蒼生：優秀ー
KP：発作はしばらくすると一旦落ち着き、医院長はそんな探索者たちにこの事実を秘密にしていたことを謝罪しながら
須藤正則：辛いかもしれないが、これは君たちが向き合わなければならない事実だ。だが、私は君たちにならきっと出来ると思っている」
KP：と告げ、うっすらと涙を浮かべながら、今後の探索者たちが苦難の道のりを乗り越えられることを祈っていると伝えます。
慎蒼生：「ははっ…いや、さすがに、一回も見舞いに来ないなんておかしいとは思ってたけど…」椅子にどかっと座って天井を仰ぎ見る
桐生　翔子：「・・・まあ、ずっとお前だけだったしな・・・」
慎蒼生：「想像つかねーぞ、これは…」
桐生　翔子：「隕石はないわ映画かなー」
KP：ここでさらにもう一度目星どうぞ。
桐生　翔子：「ははは・・はは」
慎蒼生：CCB<=80 【目星】→ 49 → 成功
取得：CCB<=75 目星 → 51 → 成功
KP：では、死亡者の一覧の中に「須藤美佐」「須藤あやか」の名を見つけることが出来ます。
KP：彼女たちは須藤の妻と娘であり、須藤はこの災害で家族を失っていることに気づきます。
桐生　翔子：「・・・・・・先生」
慎蒼生：「須藤センセ…」
須藤正則：「ん？」
慎蒼生：「いや、なんでもねーです…」
桐生　翔子：「・・・いや、その・・・ずっと一緒にいてくれてありがとな・・・あーたまに来てもいいか？その、診察に・・・」
須藤正則：「…まぁ、発作がなくなったわけではないからね」
慎蒼生：「あ、そうっすね…感謝してます…」
須藤正則：「なんだい、急に」
慎蒼生：「いや…」めそらし
須藤正則：「こちらこそ、元気になってくれてありがとう」
桐生　翔子：「いや、別にそんなんじゃいけど・・・ほら、ずっといっしょにいたのに、これきりってのも変だろ？」
須藤正則：「君たちの退院が我々のごほうびだよ」
須藤正則：「ああ、いつでもきなさい」
桐生　翔子：「まあ、じゃあそういうことで！」
慎蒼生：「翔ちゃん、治療はまだ続くって言ってんじゃん…」
桐生　翔子：「ばっか、医者ならどこにでもいるけど、先生はここにしかいないだろ、馬鹿だなアオは」
慎蒼生：翔子ちゃんに「なんだよ。」先生に向いて「あっ、一緒に来ますんで」
桐生　翔子：ぷいっていっちゃうよー（どこにだ）
慎蒼生：「あっ、あの、村があったところって、行ってもいいんすよね…」
慎蒼生：先生に
須藤正則：「…え」
慎蒼生：「なにもないとは思うけど…」
須藤正則：「…いや、大丈夫だと思うよ」
須藤正則：「ただ、あそこは君たちにとって…原因足る場所だ」
慎蒼生：「ありがとーございます」
須藤正則：「気をつけて行きなさい」
慎蒼生：「はい…」うなづきます
桐生　翔子：先に行ってるぜ
KP：先に病室だぜ
慎蒼生：「それじゃ、おれも…」といって、翔子ちゃんをおいかけるぜ
KP：おいかけたぜ
須藤正則：「……」
KP：その様子を見送ります。
慎蒼生：どこに行ったー、探す
桐生　翔子：とりあえず部屋にいったのでは？
慎蒼生：まずは部屋を探すぜ
KP：部屋に行ったぜ
慎蒼生：行った
桐生　翔子：きてた
KP：あとはお若い２人で…
慎蒼生：「あ、いた…」なんか少しホッとして
慎蒼生：自分のベッドに腰掛けようかな
慎蒼生：様子を見るー
桐生　翔子：荷物をまとめてるよ（行動がはやい）
慎蒼生：(来週とか言ってなかったか、と思っている)
桐生　翔子：なんか、いる、いらない　いらない？っとかやってるね。
KP：１か月先だよ
慎蒼生：来月か…
桐生　翔子：ｗｗｗ１週間かとおもってた（どうした）
桐生　翔子：じゃあ、未だ流石にまとめないかな　でもなんか身の回り片づけてるねなんとなく
桐生　翔子：「なあ、蒼生」
慎蒼生：「なんだよ、あらたまって…」ちょっと驚く
桐生　翔子：「びっくりした　けっこう荷物多いんだなって思って」
慎蒼生：「7年もいればな…」
桐生　翔子：「何にもなかったはずなのにな」
慎蒼生：「あのとき身につけてたものだけだっけか…最初は」
慎蒼生：「そりゃ、なにもないわなー。隕石かぁ…」
桐生　翔子：「・・・ふん、浴衣はどっかにやっちまったけどな。まあ、なんだ。・・・ありがとなっと」ばふんと枕をなげつける
慎蒼生：直撃を食らって、メガネを直しつつ「何あらたまってんだよ」枕投げ返す、
慎蒼生：「それに、浴衣どうしたんだよ。
慎蒼生：「……似合ってたのによ」
桐生　翔子：「馬鹿だなそんなんじゃないだろ　知らねえよ、どっかいった！」投げかえす
慎蒼生：今度は受け止めようとして、また顔面に直撃を食らう
慎蒼生：「なにすんだっての」
桐生　翔子：「お前の間抜けさをたしかめてんだよ　ばーか」
慎蒼生：「ずっと知ってるだろうが…きおくそーしつか…」
慎蒼生：もう投げ返さない
桐生　翔子：「しってるわ！しってるから・・・・・それしか、知らないから・・・っ」投げ返してこないからやり場がなくて　おてて握りしめてるぞ
桐生　翔子：自分の　拳をにぎるうう
慎蒼生：「だよな……わりぃ……」
桐生　翔子：「・・・ほん、っと馬鹿だな、ばーか」だんだん声がちっちゃくなるぞ
慎蒼生：「ああ、……でも、
慎蒼生：「ありがとうな……」ぼそり
桐生　翔子：「・・・・ばか」か細い声で　したむいてるぞ
KP：ぽつぽつと、２人は言葉をかわしていく
KP：まるで、７年前からの記憶をひとつひとつ合わせていくかのように
KP：それは穏やかで優しい時間

KP：そうして、２人は退院の日を迎える…

KP：探索者たちは医院長やサポートしてくれたスタッフたちから花束と祝福の言葉を受け取りながら施設を後にします。
KP：大きな柵の扉が開き、７年ぶりに外の世界へ足を踏み出した探索者に、医院長は言います。

須藤正則：「実は私にはまだ１つ、君たちに伝えなければ、そして問わなければならないことが残っているんだ。」
桐生　翔子：「・・・？」
須藤正則：「私はこれを言うべきか、ずっと迷い続けてきた。」
須藤正則：「これは君たちの今後の人生に大きな影響を与えることになるのかもしれない。」
慎蒼生：「な、なんすか…あれ以上のことが…？」
須藤正則：「何も言わない方が、君たちにとってはいいのかもしれない。」
須藤正則：「だからこの話を聞くか、君たちに決めてもらいたい」
KP：彼はそうして瞼を閉じると、探索者たちの答えを待ちます。
桐生　翔子：「・・・・・・そこまで言われて聞かないって選択肢はねえな」
慎蒼生：「ん、だよなぁ…」
KP：知ることを望みますか？
桐生　翔子：にゃ
慎蒼生：はい

KP：医院長は次の事を探索者に語ります。
須藤正則：「君たちはあの村で『精霊の森』と呼ばれていた場所の奥で発見された。
須藤正則：発見された時、君たちの傍らにはもう１人いた。そして、彼女は既に死んでいた。隕石落下の衝撃波によるものだろう」
須藤正則：「しかし私には、どうしても不思議だったんだ。どうして君たちだけが無事で、彼女だけが死んでいたのか。
須藤正則：どうして君たちはあの場所であのような、精神が弱りきった状態で見つかったのか。
須藤正則：私も、あの場所については知っている。だから、知りたかったのだ。
須藤正則：どうしてあの日、あの災害が起きたのか。
須藤正則：…どうして、妻と娘は死んだのか」
須藤正則：「君たちが、或いは彼女が何を願ったのか」
KP：一呼吸おいて
須藤正則：「もし君たちが全てを取り戻したいと思うなら、君たちはもう一度、あの場所に行ってみるべきだと思っている」
須藤正則：「…君たちがこれから歩む人生が、幸せなものであることを祈っている」
桐生　翔子：「・・・・・・」
慎蒼生：「取り戻す……何れにせよ行こうとは思ってましたから……」
須藤正則：「ああ…気をつけて行っておいで」
桐生　翔子：頷く
慎蒼生：「ありがとうございました……！」深々とお辞儀する
須藤正則：「退院、おめでとう」
桐生　翔子：きちんと頭をさげて挨拶してから　ちょっと、離れてから蒼生にはなしかけるかな
慎蒼生：きくかな
桐生　翔子：「あお、なあ、あお・・・」
慎蒼生：「ん？」
桐生　翔子：「先生言葉を飲みこんでたな？」
慎蒼生：「だったな…」
桐生　翔子：「きっと、『・・・どうして、俺たちが、生きているのか？』って・・・・・・・・・・あお、行くか？」
慎蒼生：「おれたちのせいかもしれないって、思っているだろうな……行かない訳にはいかないだろ」
桐生　翔子：「まあ、そうだな」前を向いて歩いていく。
慎蒼生：ぽつりと「志保ちゃんのことも、気になるし……」歩いていきます

KP：ふたりは前へ進む、その先は
桐生　翔子：「何を願ったって・・・何が叶ったってだろうな」
KP：上白沢村。
KP：記憶の中の故郷は、今も緑豊かだ。

KP：あの祭りの夜。なにがあったのか。
KP：それを見つめなおすために、自分に問うために、彼女に、再び巡り合うために。
KP：２人は、まっすぐに歩いていった。
KP：もう何も残っていないかもしれない、それでも記憶の中の何かが残っているかもしれない。
KP：そう信じて、１歩１歩山道を登り、そして下る。

KP：７年ぶりに帰ってきた上白沢村は変わり果て、中央に大きなクレーターが口を開けています。
KP：いくらかの倒れた建物の残骸には雑草や蔦が巻き付き、その風景は当時の面影を残しながらも
KP：そこにあった穏やかな日々は過去のもので、”すべてが終わった”のだという現実だけを探索者に突きつけます。
KP：その光景を目の当たりにした探索者はSANC(0/1D3)
慎蒼生：CCB<=27 【SANチェック】 → 31 → 失敗
慎蒼生：容赦なく失敗
慎蒼生：1d3 → 3
取得：CCB<=59 SAN → 14 → 成功
KP：蒼生は「狂気の傷痕」の効果が発現します。
慎蒼生：慎蒼生に3正気度減少（SAN：27->24）
慎蒼生：その風景を見て「う、あ……」言葉が出なくなり、頭を抱え始めます。目がうつろになり、がくがくふるえ、カバンの中から包帯を取り出し、証拠ちゃんの方によろよろと近づいていきます。
慎蒼生：(いつものやつです)
桐生　翔子：「・・・ああ、ほら　どうした。あー、頭に包帯巻くか？手首とかのが目立たなくていいんだが」
慎蒼生：なんとなく、POW5倍ロールとかで成功したら手首とかにまくでもいい？
KP：じゃあ４倍でどうぞ～！
慎蒼生：CCB<=(13*4) 【POW】 → 5 → 決定的成功/スペシャル
桐生　翔子：ぐるぐるまきにされる
慎蒼生：…こんなところで…
慎蒼生：多少正気に戻ったりしない？
KP：じゃあバンドエイドくらいでゆるしてやんよ！
慎蒼生：わーい、ありがとう
KP：バンドエイド貼ったら正気に戻ります
慎蒼生：では、バンドエイドを額に貼って、
慎蒼生：「あ、すまん…またいつものだったな…」
桐生　翔子：「いいけどね、気持ちが分からんでもないし・・・いくか、アオ？」
慎蒼生：「ああ、もう大丈夫だ。」少ししゃがんで頭を振ってから、勢いよく立ち上がる
慎蒼生：「いこう」
慎蒼生：先に進みますかね
桐生　翔子：うい
慎蒼生：とりあえず、クレーターを目指すのかな。ちなみに、
KP：ふたりは村内を歩いていく　おおよそ自分の家があったあたりにはもう、何もない
KP：草がぼうぼうに生い茂り、木材や石が乱雑に置かれている
桐生　翔子：じゃあ、そっちに歩いてくか　お祭りあったらへんかな
KP：神社の方角ですね
慎蒼生：神社の裏の森(？)ってどのへん？
慎蒼生：神社は真ん中らへん？
桐生　翔子：「最後にいたのって、祭りがあったらへんだよな、記憶にあるの・・・いってみるか？」
KP：いまクレーターと平な大地が広がるだけですが、なんとなく足が向きます　土地柄でしょうか
慎蒼生：「そうだよな、行ってみるか…」お祭りがあったあたりに行ってみます
慎蒼生：「多分何も残っちゃいないだろうが、なにか思い出すかも知んないしな…」
KP：探索者たちはかつての平和な日々を想いながら神社を…精霊の森を目指します。
桐生　翔子：「ま、行ってみないことには」
KP：その場所は７年前の隕石の衝撃で木々は薙ぎ払われ、えぐれた地面、倒れた枯れ木のみが残っています。
KP：しかし、その地に足を踏み入れようとした瞬間、探索者は古く高い木々に囲まれた場所に立っていることに気が付きます。

KP：遠くからはあの日の祭り囃子の音が微かに聞こえます
KP：探索者たちの目の前の現実に、あの日の幻影が重なります。

KP：探索者たちは森の入り口にいて、そこには過去の自分たちの幻が見えます。
慎蒼生：「なんだ、また幻覚か…？」
桐生　翔子：「・・・」
鳥待志保：『翔子ちゃんの気持ち、蒼生くんの気持ち、わかったよ』
鳥待志保：『ありがとう、わたし不安だったんだ』
鳥待志保：『わたしのために考えてくれてありがとう』
KP：「無夜様」に願い事をすることを止め、そろそろ帰ろうという探索者たちの姿です。

KP：その時。志保が空を指を差します。
KP：暗くなった空には星がまたたき、その中をいくつかの流れ星、流星群が横切っていきます。
KP：探索者は星に願うように手をあわせるかもしれません、しかしそこで志保はあることに気づき
鳥待志保：「あれは何？」
KP：と言います。
慎蒼生：悪い予感がしつつ、そちらを向いてみます
KP：ゴゴゴゴ…と大気が唸るような音がして、空気が振動するのを感じます。
KP：流れ星の中の１つが、みるみる大きくなってきます。
KP：そしてそれは、自分たちのいる村へと近づいて来る。
KP：過去の探索者たちは慌て、志保を抱えて森の奥へと逃げ込もうとします。
桐生　翔子：（ああ！覚えてなかった　これが）
KP：彼らを追いかけますか？
慎蒼生：一旦翔子ちゃんの方を見てから、追いかけようとします。
桐生　翔子：みられて、頷いておいかけます

KP：彼らを追いかけて森の奥へと進むと、やがて探索者はナラの木に囲まれた円形の空き地にたどり着きます。
KP：そこには2.4mほどの石を荒く削ったモノリスが１つ立っており、その前には石で出来た祭壇があります。
KP：祭壇の上には、黄色っぽい金属製の蓋の開いた奇妙な箱が置かれています。
KP：そして、その中にあったのは多数の微細な不正系の表面から構成され、赤い条線を持つ多面体であり、その表面は黒く輝いています。
KP：そして、過去の探索者たちがそこにたどり着いたところで、大きな音と振動を感じます。

桐生　翔子：（！？）
KP：村に落下した隕石は、そこにあった全てをなぎ払い、炎が村を飲み込んでいきます。
KP：爆風に吹き飛ばされる過去の自分たち、
KP：とてつもない衝撃がそこにいる過去の探索者たちを襲い、投げ出された志保が石の祭壇に叩きつけられます。

KP：祭壇に叩きつけられた志保の口が、微かに動きます。
KP：＜聞き耳＞どうぞ
慎蒼生：CCB<=80 【聞き耳】 → 12 → スペシャル
取得：CCB<=85 聞き耳 → 27 → 成功

KP：２人は、消えていく意識の中で、志保が最後に願った言葉を聞きます。

　　　　　『みんなをたすけて』

KP：それは、大切な友人の無事を、願うものでした。

KP：探索者たちが気がつくと、そこには何もない漆黒の空間、原初の宇宙が広がっています。
KP：過去の自分たちや志保の姿はありません。
KP：そして、探索者たちの前には漆黒の結晶体が宙に浮いています。
慎蒼生：「……そっか、やっぱり志保ちゃんは、優しい子だったんだよなぁ……」ぽつりと
桐生　翔子：「はっ・・・・つ　息は吸えるな、どうなってんだこれは、志保・・・」
慎蒼生：「ここ、どこなんだろうな、っていうか、おれたちは、なんなんだろうな…」穏やかな顔で
桐生　翔子：「随分、ほうけた顔してやがんな。それより、ここはどこだ？」
慎蒼生：「宇宙……？わかんねーよ。それこそ、あの幻覚がホントだとすると、おれたちは志保ちゃんに生かされたってことなんだよな…」
桐生　翔子：「ああ、願い事か」
慎蒼生：「あんな場面でふつう生きてられるわけないもんな…」
漆黒の結晶体：目の前にこういうのが浮かんでいる　ふわふわ
慎蒼生：20面ダイスみたいなやつかな？
KP：そんなかんじです！
桐生　翔子：「ああ。しかし、なんだって過去にあった幻覚なんてみる？それに、こにゃあなんだ？」ふよふよしたの指さす
KP：アイデア振ってみたい人～
慎蒼生：ふるー
KP：どうぞ～
桐生　翔子：ふるう
慎蒼生：CCB<=85 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=85) → 38 → 成功
取得：CCB<=75 アイデア
Cthulhu : (1D100<=75) → 76 → 失敗
慎蒼生：ふっ
慎蒼生：メガネキャラだからな
KP：蒼生くんは、この見た目から、状況から察するに、「無夜様」ではないか、と察する。
慎蒼生：いあ！
KP：しかし蒼生くんは思い当たることがある。
桐生　翔子：翔子さんは、変な黒いふよふよだとおもってんのかな
慎蒼生：？
KP：それでは、あの、狂気の一番奥深くに残る、黒い３本の足と鉤爪のついた手のような器官を持つ巨大な人影。
慎蒼生：「あー、さしずめ、例の御神体だろ。無夜様だっけか…。ちょっと普通のものには思えないけどな」
KP：あれはなんだったのか…あれは…志保が願ったことによる、無夜様の真実の姿ではないか、とも思いいたる。
慎蒼生：「ん……？」
KP：思い出してしまったことによるSANC(0/1d3)
慎蒼生：CCB<=24 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=24) → 40 → 失敗
慎蒼生：1d3
Cthulhu : (1D3) → 1
KP：偉い
KP：狂気の傷跡の発症はありません。
慎蒼生：桐生　翔子の1正気度減少（SAN：59->58）
慎蒼生：まちがえ
慎蒼生：ごめん
KP：ｗｗ
慎蒼生：慎蒼生の1正気度減少（SAN：24->23）
慎蒼生：「あの最後に見た化物……あれがこの神様のほんとの姿だったんじゃないか…」ぶつぶつ言っています
桐生　翔子：「？、おいどおした、アオ？」
慎蒼生：「あ、いや…最後に、化け物の影を見たの、覚えていないか足が3本ででっかい…」
桐生　翔子：「・・・？そんなんあったか？」
KP：思い出してみる？
KP：アイデア振ってみる？
慎蒼生：「あ……見てなかったっけか。いや、それならいいんだ」
桐生　翔子：きかれたら、振るだろう　くそう
桐生　翔子：ｗｗ
取得：CCB<=75 アイデア
Cthulhu : (1D100<=75) → 81 → 失敗
KP：ｗｗｗｗｗｗ
慎蒼生：強い
KP：思い出せんわ
桐生　翔子：「記憶にない、幻覚でもみたんじゃないか？」
慎蒼生：「……そうだな、そうなんだろう」
KP：さて…貴方達は無夜様に何かを願うことができます。
KP：もちろん、願わない選択肢もあります。
KP：どうしますか？
慎蒼生：「で、どーすっかなー。」
桐生　翔子：「どうって？」
慎蒼生：「ここでこうしていてもしかたねーし、な、もしかしたら、これ、願えば、なんか叶えてくれるのかも…ってな」
桐生　翔子：「！！・・・嫌だね、だって・・・」
慎蒼生：「だよな……」
慎蒼生：予想していたよという顔
桐生　翔子：「志保には願い事を言うなって言ったんだ、俺・・・なのに、さ」
桐生　翔子：俯いてて泣きそうに眉間に皺をよせいる
KP：そうしてぼんやりと目に見える星々を眺める。
慎蒼生：「でも、志保ちゃんだって、ほんとに願いたいことは言ったんだぜ……もし、ほんとに叶えたいことがあるなら……」星を見る
KP：願い事をしますか、しませんか。
桐生　翔子：「しない・・・しないよ」
慎蒼生：翔子ちゃんの様子を見る
桐生　翔子：星空をみてるぞ
KP：蒼生くんはそれでいいですか。
慎蒼生：「おれも……できないな……あれは、あのときの志保ちゃんだったからできたんだと思う……」
慎蒼生：願いはしません、で
桐生　翔子：「志保は馬鹿だな　どうせなら自分のことも・・・　ああ、そうか。・・・志保は強いな、なあ、アオ」
桐生　翔子：しないー
KP：わかりました。
KP：星空を眺めるふたり。
KP：そのひとつがキラリと輝いた気がした。

KP：すると、いつのまにか荒れ果てた森の入口に戻って来ていた。
慎蒼生：特に周りは飛ばされる前と変わりはないでしょうか
KP：変わりありませんね。倒れた枯れ木、大きなクレーター、何もかも、すでに終わってしまった光景が広がっています。
KP：それでも自分たちは生きているのだと、感じます。
KP：貴方達が生きているのは志保の願いのおかげでした。
KP：貴方達がこれからどう生きていくのか、それは、貴方達しか知りえないことです。
KP：それでも、その未来を、無事を願ってくれた人がいたこと、それを
KP：貴方達は、思い出したのです。

KP：貴方達の足は、自然と前へ
KP：変わり果ててしまった村を見て胸に刻んで、また足を前に
桐生　翔子：「アオ、これからどこ行くんだ？」
慎蒼生：「どうすっかなー。まずは働きながら、ちょっと勉強したいこともあるしなぁ。翔ちゃんはどこ行くつもりよ？」
桐生　翔子：「さあ、とりあえず何処でもいいけど・・・」
慎蒼生：「ならさ…
慎蒼生：「とりあえず、街に出て、しばらくは一緒にさ、…暮らさねぇか…」
桐生　翔子：「？いいけど？そうだな。今さら別々ってのも変な感じだしな」
慎蒼生：「お互い変なクセをしょいこんじまっているしな」軽く笑いながら
桐生　翔子：「はは！ちがいない。・・・そうだ、アオ。またここに来ないか？」
慎蒼生：「そうだな。たまにはみんなに生きてるって報告もしないといけないだろうしな」
桐生　翔子：「そう。それに、約束しただろ志保と」
慎蒼生：「ずっと一緒だって言ったもんな…」
桐生　翔子：「ああ！」にっかり
慎蒼生：こちらは、少しうるっときています
慎蒼生：それでごまかすように
慎蒼生：「そいえば、翔ちゃんはなんかしたいことあるんだっけか」
桐生　翔子：「歌を歌うんだ、あああーお前に言ったことなかった、志保にほめられたんだぜ」
慎蒼生：「なんだよ、きいてねぇぞ。……そっか。それ、いいな。おれにも聞かせてくれよな」
桐生　翔子：「それは、どうしようかな」
慎蒼生：「なんだよー」
桐生　翔子：「はは！泣きそうなら、子守歌うたってやってもいいぜ、泣き虫アオ！」
慎蒼生：「う、うるせえな！お前こそデリカシーがないんじゃねーか？！」
桐生　翔子：「馬鹿だな、あったらお前と同室のままでいいなんて言わないだろう？本当に馬鹿だな」
桐生　翔子：でも、ずっと空の方をみている翔子さん
慎蒼生：「う、まあ……お前はそのままでいい。うん。それが翔ちゃんだもんな」納得している
慎蒼生：空をみよう
桐生　翔子：「ぶつぶる言っているとおいてくぞ、どこいくか知らねえけどなー」上を見上げたまま歩いていく
KP：空は青く澄み渡っている
KP：時おり３羽の鳥が、仲良く水平に飛んでいく
KP：２人は未来のことを話ながら、一歩一歩、村を歩いていく
KP：優しくてあたたかな想いたちに押されながら

KP：　　貴方達の未来はこれからも続いていく

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